ついにドコモも参入! 同キャリア内通話無料の動向に注目

 ウィルコム、ソフトバンクで行なわれていた同じ会社の携帯電話間の通話無料(ソフトバンクは午前1時から午後9時まで)にauも参戦してきたのはここでも書きましたが、現状でそうしたサービスをしていなかったドコモもついに通話無料のプランを出してきました。基本料(2年継続の場合)とオプション料金で1,480円でドコモへの通話が無料でできるということですが、このことをネタにしようと調べている中、ドコモが積極的にアナウンスしない事実が明かになりつつあります。ちなみに、ソースは以下のリンクにあります。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/20111021_485036.html

 このプランは、データ通信の集中を防ぐため、ドコモが推進しているXiという高速インターネットが可能な新サービスへの移行を推し進めるためのキャンペーンのようなものだと思いますが、今使っているFOMAのスマートフォンのままでもプラン変更をしてドコモへの24時間無料通話が実現できるとのこと(その場合、SIMカードの変更になります)。ただしデータ通信の速度は対応の端末やスマートフォンを使わなければ従来のままということなのでその点だけは了解しなければなりません。

 ドコモが今回打ち出してきた通話無料というのはソフトバンクやauと比較しても時間制限がないため、そのメリットは大きいと言えます。ただ、このニュースだけ聞いて既存ユーザーが新たにXiサービスに入っても、それだけのメリットが生まれるかどうかは疑問符が付きます。ほとんど自身から発信しない方はもちろんですが、無料通話はドコモへの携帯電話通話のみなので、他社の携帯電話や固定電話への発信が多い場合は30秒21円という料金がネックになる可能性があります。状況によってはドコモの契約は従来の無料通話を翌月以降に繰り越すことのできるプランを見直して契約し続けた方が安くなる場合もありますので、ドコモショップへ行って料金シミュレーションで、無料通話が付いたパック契約と24時間無料のオプションを付けた場合の毎月の支払いについて調べてもらうため、まずはショップへ行って相談しましょう。

 また、現状でドコモのスマートフォンを契約してデータ通信中心に使っている方なら、さしあたってキャンペーン期間中はXiの方が安く、テザリングをする場合も価格が安く設定されているので、基本料+オプション料金の増額分を考えてもトータルの出費はそれほど変わらないままドコモへの無料通話が使えることになります。端末の変更がさしあたって必要なければ、契約変更時の手数料の支払も少なくてすみますので、サービスが開始される11月以降には検討してみる価値はありそうです。ただし、こうした特例はずっと行なわれるのかどうかは現時点ではわかりません。また、データ通信などせずに、まるまる通話に使いまくりたい場合、データ通信のオプション利用なしで月1,480円のみで使えるかどうかという問題もあります。これを書いている状況ではまだ実際に店頭での販売実績がないため、例えばパケット定額の契約をしないかわりにオプションを付ければいいかとか、そうしたことがあるのかすらもわかりませんので、興味のある方は信頼できるネットの情報を入手しながら、そんな契約ができるのかということも含めて事前にわからないことはしっかりと問い合わせてみることをおすすめします。

 しかし、面白いのはあれだけiPhoneの事をトップニュースで報道したテレビは、ドコモの通話無料というニュースをそれほど力を入れて報道していないということです(^^;)。恐らく、このプランの事を大々的に報道してしまうと、ごく普通の携帯電話ユーザーが大挙して押し寄せ、収拾が付かなくなることをスポンサーが危惧してテレビ局にお願いをしているのかも知れませんね。個人的にはGalaxy tabで契約しているドコモの回線は、ほぼ待ち受け専用としてspモードも解約して携帯補償だけを付けて、月額千円程度で維持しています。もしパケット定額を付けないでの契約ができても、現状よりも千円程度の負担が増えてしまうので、ちょっと考えてしまう部分があります。ただ、私にも移行のチャンスはあるわけで、今後の各社の動向などもにらみつつ考えていきたいと思っています。


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