お米が食べられなくても

 改めて言うまでもないことですが、今の私たちはマスコミからの情報に踊らされてわけのわからないまま消費をさせられているような気がしてなりません。これから収穫されるであろうお米の放射能汚染が気になるあまり、古米を大量に買い占める人が出てきたそうですが、そのためにお米の値段が上がったり手に入りにくくなるのではないかという話がまことしやかに語られています。

 しかし冷静に考えてみると、今の日本の食生活は、むしろお米を消費せずパンを多く食べるような形へ変化してきていると言えます。そんな中、お米の消費量を上げるために米粉で作ったパンが注目され、お米を直接機械に入れてパンを作ることができるベーカリーマシンが大人気になったことは記憶に新しいところです。マスコミの情報に踊らされて長い間待って買われた方は、これからは米で作ったパンよりも普通の小麦粉で作ったパンの方を食べざるを得ない状況になることが予想されます。米と比較して小麦粉は主に輸入されるものが多いため、現在の円高の影響もありそれほど値上がりしないと思われるからです。

 その昔、東北地方の例外により国産米が極端に少なくなった時がありました。その時は外国米を食べるかパンやうどんを多く食べるかといったように代替品がかなり出てきましたが、その時のことを考えても食べること自体に困るようなことにはならないと思うのですが。今、古米を買い占めている人たちは、そうした騒動が終わったら、もしかしたら大量の在庫を抱えてしまうかも知れません。お米自体は長期の保存に耐えるものであるので、なくなるまで食べ続ければいい話ですが、味の面から言うと新米にこしたことはないので、これからお米の値段が上がったり店頭から消えたりしてもあわてずに対処すべきでしょう。

 食生活の変化は旅先でもこれから影響は出てくるかも知れません。ただ、いくらお米の値段が高くなったとしても、旅の途中で自炊できる状況があるならば、出来あいのお惣菜を買ったり3食すべて外食にするよりも、米を炊いた方が安くあがることも事実なのですね。その場合は多少高くてもお米を持って行った方がいいわけですし、無洗米が入った炊き込みご飯セットのような普段の生活では買わないようなものを旅に持っていくという方法もあります。日本の食生活というのはお米中心ではあるものの、四国のうどんや山梨のほうとうなど、お米が食べられない状況での代用食自体が名物になっている場所も多くあります。そうした土地へ行って代用食を食べまくる計画を立てるというのも面白いかも知れません。


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2 thoughts on “お米が食べられなくても

  1. ツタや 投稿作成者

    1993年でしたかね~冷夏に伴うコメ不足、あの当時秋田北部に出張に
    行った際、見たのですが11月になったても青田の田んぼが目に付きました。
    街中では、早朝から米屋さんの店先に行列が出来ていて先着○○様まで
    なんて張り紙がしてありました。当時、私は、パン派だったので米がなくても
    問題がなかったけど、今では、米が不足すると困るな、痩せの大食いと言う
    のかご飯を朝昼晩と食べないと持たない状態です。確かに今日、スーパーに
    行ったら新米がかなり売れ残っていました。東南アジア方面から日本に戻る
    外国の飛行機会社なんて機内食は、殆どタイ米ですよね、あれって意外と
    美味しいです。もちろん炒めたご飯ですけどね。
    牛丼チェーン等は、確か政府のほうから古々米を優先的に使用してとの事で
    従っているみたいですが、牛丼チェーンの米が一番安全だったりして?w

  2. てら 投稿作成者

    これから収穫されるであろう新米は、主に西日本の産地を中心に売れていくことでしょうが、関東近辺のものでも、しっかりとした検査をして数値を発表してくれればそれほど心配することもないと思います。
    ただ、お茶も牛肉も問題が起きてからすでに物が流通しているような状況になっており、それが多くの方の不安を煽っています。
    お米というのは日本の食の基本となるものですから、本当にちゃんと流通をコントロールしてもらいたいものです。

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