いつでも解約できる安心感を得る事も大切

 昨日、たまたまラジオの人生相談を聞いていて、この番組を継続して聞いていると必ず繰り返される相談が出てきました。今回はスマートフォンらしかったですが、パソコンを含むインターネットで特定のサイトを見ようとボタンをクリックしたところ会員登録されたので入会金を支払えとの表示が出たので、払うべきかどうかという相談です。

 単に画面に表示が出ただけなら(その前に個人情報を入力して登録まで進んだのなら別ですが)、個人が特定されることはまずありませんのでそのまま無視が正解です。ネットアクセスとは関係なく、メールアドレスや電話番号を指定して直接送ってくるSMSの形で唐突に請求メールがやってくることもありますが、基本的にそうしたメールも迷惑メールとして登録しておくか無視するのがいいでしょう(何らかの原因で個人情報を引き出され、直接自宅にネット業者から郵便がやってきた場合は警察や弁護士、消費生活センターへの相談も視野に入れて対応した方がいいとは思いますが、そこまでエスカレートすることはあくまで特殊な場合だと個人的には思います)。

 しかし、そうした迷惑メールも止むことなく連日やってくると人によっては耐えられなくなることもあるでしょう。メールも何もやってこないうちから思い悩んで人生相談の番組に電話をするような人もいるわけですから。キャリアメールを含むe-mailの場合はメールアドレスを変えればいいのですが、SMSの場合は電話番号を変えなければならないので気が重い方もおられるのではないでしょうか。ちなみに、番号変更については変更したい理由を説明すれば有料でできると思いますが、そうするとメールアドレスの変更どころではない手間が番号を変えた後にかかってきてしまいます。そうした手間を掛けるなら払ってしまおうとつい思ってしまう人がいることがSMSで架空請求メールを送る人たちの狙いでもあるわけで、私はかなり悪質だと思いますね。

 またスマートフォンを使っていると、アプリの中には電話番号を収集するようなアプリもかつて存在していたようなので、今後もしそんなアプリをダウンロードして生きている電話番号を収集されてしまったら、現実に電話番号を変えなければならないところまで精神的に追いつめられてしまう方もかなり多く出てくるかも知れません。というか、私が危惧するようなことが起こらなくても、心配で十分にスマートフォンによるインターネットを楽しめないという場合も出てくる可能性だってあります。そうした事に対処する方法として、スマートフォンのデータ通信専用にMVNO業者から別契約(いわゆる2台持ち)するというのも手ではあります。そうすればもし変なサイトに迷い込んで間違って登録したとして、何かの原因でデータ通信用に発行されている電話番号をいくら知られてもメインに使っている音声通話には問題ありませんし、スマートフォンに入れたSIMカードにSMSオプションをあえて付けない契約をすればSMSも届くことはなく、心配も軽減されるでしょう。

 スマートフォン自体を使いこなせない方がSIMのみの契約をしてもスマートフォンの導入をどうするかとか、通信の設定を自分ではとてもできないという風に思いがちですが、最近ではスマートフォンと通信カードを同時に購入すれば設定は販売店でやってくれるところも大型スーパーや家電量販店にはあるので、相談してみるのも手です。その際、スマートフォンを分割で購入すると割賦販売期間が終了するまでは解約できないようになってしまいますので、その点のみはご注意下さい(端末代を払い終えればいつでも解約できます)。一括で端末代を払ってしまえば、もし電話番号を変えたいと思った場合には接続業者自体を変えてしまうという方法も取ることができます。それだけでなく、やはり自分にはスマートフォンは使いこなせないの思ったら、契約自体を途中で打ち切ることもできます。スマートフォンについては中古売買を行なっているショップに持ち込んで買い取ってもらえばかなり買い叩かれると思いますが、携帯電話会社と契約していたスマートフォン契約をやめる事と比べれば通話に使っている電話には影響を出さないでやめられます。今の携帯電話の契約の仕組みは2年間の利用継続を前提にしているので、急に経済的に事情で止めようと思っても止められないのと比べれば、利用者の側に立った契約方法だと思います。

 そう考えると、単に料金を安く済ませたいという場合だけでなく、インターネット通信に不安を持っている方にとっても、電話はドコモあるいは他の会社が追随すればガラケーで電話のみの契約を行ない、メールおよびインターネットは別にスマートフォンとMVNOのデータ通信カードで契約するのがネットスキルに関係なくおすすめという感じに私は思ってしまいます。


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