「FREETEL SIM」の月額299円からというコースの中味について

 2015年7月15日からサービスを開始するというfreetelの「FREETEL SIM」が格安SIMの中でも最安の月額299円から(以降価格表示は全て税別)のサービスになるそうです。ついにここまで来たかという感じもありますが、いくら安くても自分の利用するサービスが使えなくては意味がありません。まだサービス開始前なので本格的な評価はできませんが、プレス発表の内容からだいたいのことは類推できそうなのでその内容について紹介していくことにしましょう。

 freetelのホームページを見ると、高速データ通信容型が100MBから最大10GBまでを月額299円から2,470円まで(データ通信のみ契約の場合で、1GB 3GB 5GB 8GBまでの利用で料金が違います)の6段階で推移する料金スライド式の仕組みが元にあるようです。携帯電話会社の二段階料金プランよりも低いレベルで毎月の料金が決まっていき、どれだけ使っても携帯電話会社のパケット料金の半額程度で使えるとなれば興味を持たれる方も増えるのではないでしょうか。

 毎月出せる料金が決まっている場合や、あくまで最低料金のみで使いたい場合には、高速通信の利用を自分でストップできるようなので(恐らくウェブからか専用アプリを使うようになるのかも知れませんが、確認はしていません)、最初から低速にセットできるなら最低料金で契約を維持できるのなら月額299円でデータ通信用回線を維持できるので、ついにここまで来たかという気もします。もっとも、個人的に気になるのは低速の状態でどの程度のことができるかということなのですが、128kbps止まりなのか、それとも最大200kbpsぐらいまで出るのか、これも実際に契約してみないとわからない部分が多いですので、その後の報告を待つか、自分で契約するか悩むところです。でも、その昔日本通信が月980円で出したSIMは下手をすると数十kbpsくらいまでスピードが落ちることがありましたが、Google mapを使ったカーナピはそれなりに実用にはなりました。カーナビ利用の他、メールとLineが主なら最安料金でも何とか使えてしまうのではないかと期待しています。

 ちなみに、利用する端末によってはSMSオプションを付ける方がいい場合がありますが、その場合は140円の月額が別にかかるので、その場合の最低月額は439円となります。どちらにしても最低料金で維持するだけの人ばかりになるとfreetelも儲からないので(^^;)、高速で使いたくなるような感じになるのかも知れませんが、低速での通信でどこまでできるかによって私のように低速中心で運用する人たちには興味が出るか無くすかの分れ道になるでしょう。スピード関連のデータや速度制限についてのコメントはまだ出ていないようですので、音楽配信やラジオ受信にも使いたいと思われる場合は、もう少し待って実際に利用した方からのコメントを待ってから検討した方がいいでしょう。


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