「通話定額」報道への不信感

 まだ正式に発表したわけでもないのに、テレビの夜のニュースではドコモが通話定額および料金値下げの方向だという報道をしていました。もちろん、現在の1万円前後という料金を払っている方には朗報ではありますが、情報の中に出てくるのはスマートフォンでパケット定額をしている人に通話定額が付けられるというもので、ガラケーを使ってできるだけ安い金額で通話定額を望んでいる私としては、まだすぐにウィルコムから契約変更というわけにはいかないようです。

 最近の携帯電話の料金体系はかなり複雑になっており、どれが正しい料金なのかわからないところがあります。例えば私が先日加入したイーモバイルのNexus5用プランですが、税込みで2,600円台ということになってはいるものの、あくまで契約から2年間限定の期間限定価格になっています。こうした一定の期間を安く使い、料金が高くなる前に他社に乗り換え前提のプランというのは比較対象としてはふさわしくなく、まだ正式発表のないドコモの通話定額プランを含めたスマートフォンプランも契約から3年目以降料金が違ってくることになったら、私はとても安心してサービスを使い続けることができなくなるでしょう。現在私はメインの通話用としてウィルコムを使っていますが、ずっと継続しているので基本料も通話定額オプション料も満額払っています。その場合の月々の支払い総額が税込みの約2,600円ほどで、もし私がウィルコムから新たな通話定額のサービスを行なう携帯電話会社に乗り換えることがある場合にはこの金額が目安になります。しかし、ニュースで出ていたドコモの通話定額オプション自体が2,700円だそうで、それに基本料およびネット利用料、パケット定額料、端末代金も支払わなければならないとなると、とても比較対象にはなりませんね(^^;)。ちなみに、ニュースによると最安の場合料金の合計は6千円弱になるとのことですが、この金額が契約後ずっと維持されるのかということも発表前ということもあって伝わってきません。どちらにしても、ガラケーで通話定額プランを提供してくれないと、料金の面で私の場合は折り合いが付かないと思いますが。

 そして、今回のニュースで気になったことがもう一つあります。ニュースでは「初の通話定額プラン」とドコモのことを持ち上げていましたが(au ソフトバンクも追随の動きがあることが紹介されていました)、月における回数制限および1回10分という時間制限があるとはいえ、ウィルコムやイーモバイルはすでに限定的な通話定額を現在提供しているのに、そうしたことがまるでなかったかのように報道するのは、実際にかなり長い間通話定額を利用している私としては納得がいかないところです。


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