シャープ ドコモSH-01J その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ

新しくやってきたSH-01J(写真左)ですが、先のブログでも書いたように新しいLTE対応SIMはあえてSH-01Jには入れず、白ロムで購入したFOMA(3Gのみ)対応のガラホF-05Gの方に入れました。これは、SIMカードの内容がネットが使えない通話専用にしてあるため、本体にテザリングの子機になる機能のないF-05G(写真右)の方が他の機能を使わない分電池持ちの点から言って有利だと思ったからでした。

今回の事で私の場合、すでにあるデータ専用のSIMが入ったスマホとともに3台持ちになってしまったわけですが(^^;)、普通の人からするとちょっとマニアックすぎると思われても仕方がないでしょう。しかし、こうしてガラホを2台体制にしたのにもちゃんとした理由があるのです。

まずは、今回手続きをしたドコモのLTE対応のガラホ用SIMカードというのは、ドコモのガラケー・ガラホの中では入れる端末を選ばないということがあります。もちろん、サイズの違いがある端末についてはSIMアダプターが必要ですが、3G専用のSIMカードをLTE対応のスマホやSH-01Jに入れても使えないのに対し、LTE対応のSIMカードなら3G専用の端末に入れても問題なく通話やデータ通信ができます。これは、すでに私のF-05Gに入れて使っていることからも証明できるかと思います。

ただ、MVNOの提供しているLTE対応のSIMカードの中には3G通信専用の端末に入れて使えない場合もあります。これは、各MVNOのホームページに記載がありますが、例えば私のメインで使っているWonderLinkのデータ専用SIMは3G機では通えないということになっています。安さで注目のLINEモバイルのSIMも同様です。

今後、LTE専用のSIMをガラホに入れて使うケースを想定した場合、例えばLINEモバイルのSIMをガラホに入れて使いたいという場合について考えてみましょう。このケースではF-05GではLINEモバイルは使用不可で、SH-01JでないとLINE関係の通信が全て高速で利用できるというメリットをガラホで享受できません。ドコモの発売したVoLTE対応ガラホを持ち、さらにドコモの白ロムならばどんなガラケーでもSIMアダプタをかませば使い回しのできる通話専用SIMとの組み合わせは、私のように色々な事をSH-01Jで試したいという方には面白い組合せだと言えるでしょう。

このようにLTE対応と3G対応のガラホを併用することのメリットはもう一つあります。ドコモに限らず大手3社のキャリアは、ガラケー・ガラホでのカケホーダイとスマホでのカケホーダイとの間に料金的な差を500円付けています。もし私が使っているSIMカードをガラホから取り出し、SIMフリーの他社製端末を含むスマホに入れ替えてしまったら、デバイス外使用料ということで月々2,200円(税抜き価格 以下同じ)で済んでいた通話定額料金が月額2,700円に自動的に読み替えられて請求されてしまいます。
ですから、もし通話専用に使っている端末がおかしくなってしまった場合、適用されるSIMカードの大きさも同じnanoSIMで、カードを入れ替えてもガラホ同士の交換なので月額2,200円のままで大丈夫な代替機としてのガラホが常にあるということは、今回端末補償も付けていない私としては、一つの安心材料であると言えるわけです。

ちなみに、電話帳については前のガラケーから赤外線通信でどちらのガラホにも送信し、いつでも通話専用としてSH-01Jも使えるようにしてあります。さらに、次回の内容にも繋がりますが、一台で通話も通信も使う場合よりも、端末の白ロムでの購入費を入れてもガラホ2台持ちの方が安くなるということも、今回ガラホ2台体制にした理由の一つです。というわけで、次回はSH-01Jでどこまでできるかを試すためのMVNOによるSIMカードの選び方について紹介させていただこうと思います。

※ドコモのガラホ「SH-01J」について書かせていただいた記事をまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 通話専用でも安く本体を買うには?
その2 オンラインショップで購入後開通手続き
その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ
その4 どのSIMを入れて使うか
その5 まずは「ベル打ち」の設定を行なう
その6 モバイルルーターとはBluetoothテザリングで
その7 基本的な使い勝手
その8 入れておくと便利なアプリ
その9 一通り使ってみての感想
その10 本体にnanacoをセットする
その11 あえて通話専用SIMを入れる使い方
その12 ソフトウェア更新でテザリング可?
その13 アップデート試用結果も上々
その14 単体使用およびテザリングの使い勝手
その15 定期的なアプリのバージョンチェックを


カテゴリー: ガラケーガラホ | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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シャープ ドコモSH-01J その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ」への3件のフィードバック

  1. うさぎ

    以前はありがとうございました。
    あれからワンダーリンクに加入してアマゾンプライムで海外ドラマを見ています。
    こんどこのガラホをこう買おうと思ってます。このガラホのsimをDSDSのスマホにさそうと思っているのですが、やはりデバイス外使用料はとられるのですかね?

  2. てら 投稿作成者

    うさぎ さん コメントありがとうございました。WonderLinkでの動画閲覧がうまく行っているようで良かったですね。

    ガラケーやガラホ用のSIMをスマホやタブレットで使う「デバイス外使用」のルールは、「カケホーダイライト(5分以内定額)」「カケホーダイ」のプランに適用されます。なぜなら、ケータイとスマホで基本料金が違うので、安易な差し替え利用を控えさせるためだと思います。SH-01JはLTEの使えるガラホで、単体で購入する場合にはカケホーダイ系のプランしか選べないので、そのままDSDSのスマホに入れて使うと500円増しの料金が余分にかかってしまうので、別にドコモの白ロムを安く購入して使うなどちょっとめんどくさい方法か諦めてデバイス外使用料を払うかということになってしまいますね。

  3. うさぎ

    そうでしたかありがとうございます。
    本体だけで楽しもうと思います。
    こちらのブログに書かれている動画などの技をこれからやってみたいと思います。

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