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ワークマンの「スクエア真空ハイブリッドコンテナ」はプレミア価格で買う価値があるか?

昨年、販売予定がいったん見直されたワークマンの「スクエア真空ハイブリッドコンテナ」ですが、急に販売が決まったというメールが来て、入荷リクエストをしておいたら、ちょうどいいタイミングでウェブからの注文可能なメールが来ました。

ちなみに、メールが来たのが午前9時頃で、メールを読んだのはメールの時刻から30分も経っていないタイミングで見ることができたので、まさに奇跡的に注文できました。ちなみに、色は黒しか残っていませんでしたが、今回を逃したら購入自体ができなくなるのではないかとも思ったので、容量8リットルで5,800円と少々お高いですが、蓋以外は真空断熱できるので、それなりに保冷・保温効果もあることを売りにしています。現在も併売されている丸型の真空ハイブリッドコンテナと違って、デッドスペースができにくいので色々な使い方ができることが期待できます。

というわけで、多くの方が気になる内寸ですが、左右は19.5cmくらいで高さは20cmくらいという感じになっています。基本的には500mlのペットボトルを入れて蓋ができるくらいの感じなので、そのくらいのものを入れたいと思っている方には良い製品だろうと思います。ただ、何も入れていなくても本体の重さはあるので、外に持ち出す場合も車で運ぶような感じで考えていないと、持ち運びは大変です。気楽に持ち運びたいなら、ソフトタイプで折り畳めるサイズのものを物色した方が良いでしょう。

では実際にどれくらいのものが入れられるかと言うと、家にあった各種ペットボトルを入れてみたところ、大きさは大小ありますが何とか8本入れることができました。保冷剤も十分普通のものが入りますが、旅の途中のコンビニで保冷剤代わりに凍らせたペットボトルを2本くらい購入して写真の中央部分に入れておくぐらいで十分保冷はできると思います。

あと、自分が考えているのは、保冷でなく保温用に使い、主に牛丼屋さんの弁当とか、コンビニのおでんなどを購入してすぐに食べられない場合に、食べられそうな場所に移動するまで熱々を保つために使えないかと思っていたのです。写真は以前に買って食べた牛丼弁当の容器ですが、大手のチェーンであれば二人前くらいは何とかこの中に入るのではないかと思います。

今のところは自宅に置きながら、保冷保温に使うというよりも、きちんと密閉して蓋が閉まるので、食材(おかしなど)を入れておくには大変便利だと思います。

なお、さきほどオークションサイトでは、定価5,800円のこのコンテナを、開始価格が13,000円で即決価格が20,000円で転売しているのを見ました。フリマでも12,000円前後くらいで出品されています。ワークマンの方では今後欲しい人が買えるくらいに商品を提供すると表明していますが、とりたてての転売対策はしていないようなので、こうしたオークションやフリマで大切なお金を使う前に、本当に自分の用途で必要なのかを考えるとともに、ワークマンのオンラインショップから登録し、商品入荷時にメールで連絡をもらえるようにしておきましょう。ワークマン側の言っていることが本当なら、そうして準備してすぐに注文できれば、そこまで入手に苦労することはないでしょう。

こうした転売の実際を見てしまうと、やはりきちんとメーカー側でのチェック及び対応は必要ではないかと思います。1万から2万出せば、機能のしっかりしたクーラーボックスは買えるので、正式に定価で購入することを考えてみて下さい。


OXOオートドリップコーヒーメーカーは自宅でも野外でも安定した味を出せるので気に入ったら利用価値有り

私の住んでいるところは緑茶の生産が最近鹿児島県に抜かれたものの、日常的に葉から急須で煎れる緑茶を飲むのが普通な静岡なのですが、コーヒーについても色々こだわって楽しんでいます。ただ、日常的に飲む緑茶は急須に入れてしばらく蒸らして注ぐだけなので簡単ですが、コーヒーについてはドリップする手間がかかり、その時の状況によって同じ味にならなかったり、時間がかかるので、朝のコーヒーをいただくというのは少々難しいという感じでした。

現在行なわれている「ブラックフライデーセール」で、様々なコーヒー製品も安くなっているのですが、その中で狙ったのは「簡単に安定した味を出せる」コーヒー器具でした。日常的に飲んでいるコーヒーはスーパーで売っている業務用の豆なので、そこまで本格的に楽しむことはないのですが、それでも自分で飲んで美味しいと感じるコーヒーが簡単にできたらということで、狙いを付けたのが今回紹介するOXOのオートドリップコーヒーメーカーです。

商品名に「コーヒーメーカー」とありますが、電源を使わず単にお湯を豆の量に応じたところまで注いで待つだけで、ドリップするところに開いた穴から注がれる湯量がコントロールされ、コーヒーが抽出されるという仕組みになっています。基本はペーパードリッパーで、フィルターは2~4人用の台形フィルターになり、全国の100円しょっぷでは90枚110円で売っていて、円錐形のフィルターと比べるとリーズナブルなのも気に入りました。ペーパーフィルターのため後片付けも簡単で、飲み終わったらフィルターに残ったコーヒーはごみ箱へ入れたら、後はドリッパーを軽く水洗いすれば朝の忙しい時間での片付けとしては十分でしょう。

ドリッパーにはカップも乗るように設計がされており、一人前をカップに直接出すことも可能です。その際はさらに洗い物を減らすことができるようになります。コーヒー10gでお湯の量180ccの割合で、2分くらいでお湯が落ち切るようになっていますので、お湯を入れたらその間に朝の別の支度をしているうちにコーヒーがたまります。寒くなるこれからの季節には、真空断熱構造のマグカップで受けるようにすれば、コーヒーが落ち切っても熱いコーヒーが保温されるようになるので、さらに便利になるでしょう。

ただ、この方法だとコーヒーを「蒸らす」ことができないので、手動できちんと手順を守って淹れる場合と比べると、かなりすっきりしていますが、コーヒーの味はしっかり出ています。過去には電動のコーヒーメーカーも考えたのですが、電力がそれなりにかかることと、内部を全て分解して掃除できないので不衛生と感じるところもあることなど、シンプルで電気も使わないコーヒーメーカーは悪くない選択ではないかと思います。

ちなみに、材質は全てプラスチックのため割れる心配はなく、アウトドアで気楽にコーヒーを楽しみたいという方にも向くと思います。本格的にコーヒーを淹れたい場合には、ドリッパーに直接自分で注げはオートで淹れる場合との味の違いも楽しめると思いますので、気軽にコーヒーを楽しむものとしては十分に有りではないかという気がしますね。今回のブラックフライデーセールでは千円くらい通常より安くなっていますので、今回は良い買い物ができました。色々な淹れ方を楽しみながら、今後もコーヒー用の器具については気になったものを揃えていきたいと思っています。


持ち運びしやすくいつでも水やお湯からお茶を作れる「茶ッキー」入手

前回触れました、マーカーペンを模して粉末茶をどこでも飲めるようにしたアイデア商品、「茶ッキー」を購入してきました。見付けたのは、新幹線も停まる静岡駅構内で、新幹線の改札をまっすぐ出るとグランドキオスクがあるのですが、その奥に様々な静岡のお土産や工芸品を置いた「駿府楽市」というコーナーがあるのですが、その中にひっそりと置かれていました。ちなみに置いてあったのは緑茶のみだったので、烏龍茶やほうじ茶を出先で飲みたい方は販売元のサイトからたどるか、島田市の各所で見付けるかということになるのですが、粉末茶を使い切ったら改めて補充するようなものなので、緑茶用のものを購入しても大丈夫だと思います。

購入した証拠として、改めて写真を紹介します。色々調べたところ、製造元は過去に同じペンタイプの「ゆかり」を三島食品から「ゆかり ペンスタイル」という形で売られているものと同じ容器を使っているようです。ゆかりを持ち歩くというのも、なかなかインパクトが有って面白いですが、今回この茶ッキーを手に入れたことで、普段の生活の中でも冷茶や温かいお茶を出先で飲むためのグッズとして有用ではないかと思います。

商品の形やコンセプトを見ると、ウケ狙いと思われるかも知れませんが、ペンと同じように胸元に付けるというような事はしなくても、いつものお出掛けセットの中に忍ばせて持っていくと便利です。それこそ、高速道路のサービスエリアでは冷水および熱湯が入手可能です。最近は給茶機が無く冷水のみという場所もありますが、冷茶でも良ければ、自分で冷茶を作って飲めるのはお茶好きな私としては有難く、手に入れられて良かったと思いました。

私の場合、味や色の付いた飲み物を直接ボトルに入れて持ち運ぶことは基本的にしません。例外としては洗えば匂いが取れるナルゲンボトルに入れるような場合はあるものの、特に熱い飲み物を飲むために持ち出す場合には、お湯を使って飲み物を作るのが普通なのでそのやり方は変えないつもりでいます。今回緑茶についてはこれ一本とコップ付きの真空断熱ボトルで間に合ってしまいそうなので、今後が楽しみになってきました。


ゴミを出さない社会を目指すと言いながら容器を捨てるビジネスモデルが通用し続けるのはおかしくないか

現在私は、大容量のインクタンクを持つプリンターを使っています。このプリンターの場合、一本のインクボトルで印刷できる枚数が桁違いに多く、インクのランニングコストが著しく安くなりました。

以前は、「高級ワインより高い」とまで言われたインクとインクカートリッジの販売方法というのは、日本メーカーのプリンタでも、そのメーカーが海外で売る機種には大容量ボトルを付けられるモデルがあるのに、日本では僅かなインクしか入っていないカートリッジを使うモデルのみを販売するような、消費者側から言わせてもらうと実にあこぎではないか? と思われるような売り方をしていました。ただ、どこから筋目が変わったのかはわかりませんが、高容量のインクボトルを使ったモデルが出てきたので、以前のように年賀状の時だけ使って何も使わないうちにカートリッジの中でインクが固まってしまうようなこともなく、割と自由に印刷できるのは良いことだろうと思っています。

今回は、昨年あたりから専用ボトルもできた「炭酸」についての話をさせていただきたいと思います。世の中ではペットボトルを購入して炭酸飲料を飲んでいる方も、この暑さの中かなり多いと思います。この間、職場の清掃の方が集めたペットボトルのゴミがものすごい量に膨れ上がっているのを見て、改めてこの社会はなぜペットボトルを無くす方向に向かえないのか? ということを感じてしまいました。

私自身は水筒を持って出掛けることで、外で極力ペットボトルを購入して飲むことはしていないのですが、そんな中でそうしたやり方にそぐわないのが「炭酸飲料」であることはおわかりかと思います。大き目のペットボトルから炭酸泉用のボトルに移して持って行ったとしても、どうしてもペットボトルのゴミは出てしまいます。

ペットボトルを買わないで炭酸飲料を手に入れるには、家庭用に「ソーダストリーム」という炭酸飲料を作る道具がありますが、実は私もこれの購入を検討したのですが、今も購入せずにいます。なぜかというと、炭酸飲料を作るために本体以外に必要なのは、中に炭酸ガスの入った小型ボンベになるのですが、このボンベは使い切るとソーダストリーム本社に送らなければならないのだそうで、通常のゴミには出せないようです。ボンベの価格も決して安くなく、それなら格安で売られている炭酸水をペットボトルで購入して使った方がコストも良いしゴミとしても出せるので便利になるという皮肉的な結論が見えてしまっているので、思い切り炭酸を楽しむにはどうすれば良いのか、色々と考えてしまうのですね。

そんな中、メーカー保証外の使い方になるとは思うのですが、一般的な二酸化炭素を充填したガスボンベとソーダストリームを接続するアダプターなるものが海外では売っているらしいのです。私が見たのはかなり無骨な溶接用と思われる巨大なボンベとソーダストリームをつないで、そこから充填することで、純正を使うよりもかなり安いだけでなく、巨大なボンベは再充填可能なので、専用業者に二酸化炭素ガスを充填してもらえる環境が整えば、かなり無茶に毎日炭酸水を作り続けられることができるということが実際にできてしまっているのです。

こうした話はキャンプ用のガスでもありました。厳冬期でなければ、安いカセットガスの中のガスを使い切ったOD缶に充てんし、コストを下げてキャンプ用のガスストーブをメーカー保証外になりますが使っていた方もいたのではないでしょうか。

ソーダストリームにしてもキャンプ用ガスにしても、初期費用はそこそこ高くても、きちんとメンテナンスをすれば長期間の使用に耐えうるボンベにガスを充填しながら使うことが当り前になっていけば、キャンプ用のガスも使い終わってゴミにはならず、ソーダストリームに大型の充填可能な純正ボンベセットがエントリーされれば、それこそ家からペットボトルを一掃し、炭酸専用のボトルにソーダストリームで作った炭酸水を入れて毎日持っていっても、ペットボトルよりも低コストで使うことができるようになるのではないでしょうか。

本当は企業の方からこうした提案がされてこそ、ゴミ減少の社会へとつながると思うのですが、最初に書いたプリンタのビジネスモデルが変わってきたように、ソーダストリームについてもそうした流れになってくれれば個人的には嬉しいのですが。


今年の夏の水分補給に備えて「脱ペットボトル」を目指す一つのカギは「粉末飲料」

私の職場では働いている中での水分補給が推奨されているのですが、その分大量のペットボトルのゴミが出てしまいます。毎年そうしたゴミを見て何とか減らしたいとは思うのですが、ついスーパーなどで炭酸のペットボトルを大量買いしてしまって、自宅で多量のゴミを出してしまうのを何とかしたいと思っていました。

ペットボトルについては、資源として再利用をはかることもできます。ただその場合はフィルムを剥がし、中を水洗いして本体とキャップを別々に出すなどかなり手間がかかります。自動販売機での価格もかなり上がっていて、単なるゴミの問題ということだけでなく、家計を考えて無駄と思われる出費を減らすためにもペットボトル飲料との関わり方を考えるべきでしょう。

さらに言うと、単なる炭酸水であれば問題はないのですが、味の付いたものについては多量の糖分が入っていることが健康上どうなのかという点も気にかかります。水分補給の際に飲むスポーツドリンクについても、市販のペットボトルの中味については、水で薄めた方が良いという方もいます。そういう事を色々と考えていたところ、地元のスーパーで安売りしていたのが、ホットでもアイスでも水に溶かして飲めるという「粉末飲料」でした。

今回購入したのは広島県尾道市のメーカー「樋口製菓」が出している瀬戸内レモンを使用した「しまなみレモン」でした。写真のパッケージには隣にある小袋が10個入っています。裏の飲み方の説明には、一袋16gの粉末を約130mlの水やお湯で溶かして飲むようにとされているのですが、私の場合は2倍強の約300mlの冷水で溶いて飲んでいますが、薄くて味がないということはなく、汗が出た後には美味しく飲めています。通常の価格でも一袋300円くらいで買えると思うので、一杯だ感たい30円くらいなので、同じスーパーでもらってきた純水を使ってここのところいただくことが多いです。

こうした製品は昔は「粉ジュース」という名前で色々なものがありました。しかし、缶や瓶に入ったジュースとの味と品質の差は明らかで、自動販売機の普及とともに一気に廃れていきました。ただ、わずかながら粉末飲料を作るメーカーは残っており、様々なものは現在も存在はしているのですが、やはり大きく広告を打って売るようなものではないので、あまり現在では認知されていないことも多いようです。

車の旅などでは、それこそ名水と呼ばれている場所に水を汲みに行くことも可能で、容器も真空断熱ボトルにすれば、夏の暑い日でも冷たさをキープしたまま水を持ち運べます。その水でコーヒーを淹れても良いですし、こうした粉末飲料を利用してもいいですね。また、最近はペットボトルのものを購入しなくても、炭酸水を作ることのできるセットもありますので、粉末飲料を炭酸水に混ぜて飲んでもペットボトルのゴミを出さないようにもできるいい時代になっています。

個人的にはこうした「レモネード系」の粉末飲料の他には、夏用として三井農林の「塩とライチ」は、よくあるペットボトル飲料と同じような味で、さらに自分で溶かす水の量を変えることで濃さの調整ができるので、塩分補給には最適です。お湯に溶かしても美味しく飲めるので、通常より安くなったタイミングを見て購入しています。

こうした粉末飲料を楽しむ場合には、水やお湯を持ち運ぶための真空断熱ボトルと、溶かして飲むためのプラスチックボトルとに分けて持ち歩くようにするのがおすすめです。持ち運ぶぼとると飲むボトルを分けることで、パッキンなど念入りに洗うことまでは真空断熱ボトルをしなくて良いし、何よりボトルが長持ちするので、100円ショップで売っている安いプラスチックボトルを合わせて使うのがおすすめです。冷たい水でも水を入れてシェイクすれば粉末を溶かしてそのまま飲めますのでこれからの時期にはおすすめです。熱いお湯に溶かす場合は、ボトルでなくカップ(紙コップ)を使うのが一番スマートでしょう。

というわけで、今年の夏は極力ペットボトルを飲み散らかすことなしに、何とか過ごしてみようと思っています。


やはり一本あると便利だと思う少容量の真空断熱ボトルの持ち歩き方

毎日持ち歩くものは方にかける小さめのショルダーバッグにまとめています。個人的にはついついカバンの中味をパンパンに詰めてしまいがちになるのですが、大きく重い荷物は動くことにも影響を与えるようでは意味がないので、持ちたいと思いながら中味はある程度余裕を持ってということを心掛けてきたのですが、今回ついに持ち物を増やしてしまいました。

というのも、昨日買い物に近くのショッピングセンターへ行ったのですが、中が乾燥していたのか喉がカラカラになり、ちょっと喉を湿らせたいと思ったのですが、ショッピングセンター内で喉を潤すには缶やペットボトルの購入ということになってしまいます。その時にはちょっとしたお出掛けだからとマイボトルを持ってくるのを忘れてしまったのですが、あることに気付き、いったん車の方に戻って缶飲料もペットボトルも買わずに水を手に入れることができました。

以前このブログでも書いたことがありましたが、全国に出店している「無印良品」のお店では、店舗ごとに浄水器を通した水を、マイボトルを持参すればマイボトルの中に入れて持ち出すことができるのです。たまたま車の中に200mlの真空断熱ボトルを入れておいたのを思い出し、車からボトルを持って改めて無印良品の店舗へ行き、給水することができました。

ちなみに、無印良品では「水」というアプリを提供していまして、現在地から給水器のある無印良品の店舗を検索して探すことができるようになっています。さらに、こうした無印良品の取り組みは店内で缶飲料も売っていながら、社会全体でのペットボトルの消費を抑制するために、水を汲んだ時にその容量をカウントできるようになっていて、結果的に自分が無印良品の給水器を使ったことでペットボトルをどのくらい節約できたかを知ることができるようになっています。店内では様々なボトルを販売していますが、全く関係のない他社のボトルを持ち込んでも問題なく給水はできるようになっています。

私が最初にこの事について書いた時には、まだ一部の店舗でしか給水器を置いていませんでしたが、最近改めて「水」アプリを開いて自宅からの無印良品の店舗について調べてみたところ、市内の店舗全てに給水器が置かれていることがわかりました。

これから日常的な水分補給が大切になる時期を迎え、無印良品のようにちょっとしたことで立ち寄ることのできる給水スポットがあるなら、日常的に小さめで良いので真空断熱ボトルを持ち歩いても良いのではないか? と思ったのです。

というわけで、ショルダーバックの外側に少容量の真空断熱ボトルを入れることのできるケースを吊り下げて、あまり意識することなく容器を持ち運ぶことにしたのです。ボトルはいっとき流行った120~150mlというごくごく少容量のものですが、口がカラカラになった場合に使うものであればそれだけの容量で十分ですし、普段は飲み物を入れずにそのまま持ち歩き、外で水が汲める状態になったら使う事にすれば、それほど気にせずにボトル容器を持ち運ぶことができます。

これは地元だけでなく旅行に出た際も、無印良品であれば全国どこにもあるので、移動中に給水して移動中の水分補給に気軽に活用できるような気がします。ただ、これ以上持ち物は増やしたくないので、他に何かバッグに入れたいと思った時には、いったん中に入れたもののあまり使っていないものを出すようにして、中味に余裕を持たせていこうと思っています。


ダイソーの「コーヒードリップポット」で湯沸かしをしたい場合のフタを何とかする

先日ダイソーへ行ったら、どのお店にも550円という低価格で買えてしまう「コーヒードリップポット」は品切れになっていました。同じサイズ感(350ml?)のものがニトリでは倍以上の価格になっていますし、最近はずっとこのポットを使っていますが不具合を感じたこともなく、十分使えると感じるものが安く買えたと思うので、その人気というのもうなずけます。

一つ思ったのが、比較的しっかりしたステンレス製なので、一人分のコーヒーを淹れる場合にこのドリップポットを直接火に掛けられるか? ということでした。もちろん利用は自己責任になりますが、最近セリアの「蚊取り線香スタンド」を使ってのチタンカップによる湯沸かし実験をしている身からすると、それほど強くなく中央に固まるような火の出方を蚊取り線香スタンドの中に燃料用アルコールを入れて点火するとしてくれ、さらには周辺に火が回らないので、そこまでハンドルが熱くならないというメリットを生かせそうだと思ったのです(我慢すれば直接手で持てるが過信は禁物です)。

というわけで、普段はsnowpeakのチタンシングルマグ450を使っているところ、この「コーヒードリップポット」をケトル代わりにして、一人用のコーヒーを飲む場合なら、直接コーヒーを淹れられるように使ってみるのもありかも? と思ったわけです。

「蚊取り線香スタンド」を使用した必要最少限まで絞ったアルコールストーブセットの概要については改めて紹介することにして、今回は「コーヒードリップポット」をケトルにするための「フタ」をどうにかすることと、一杯分のコーヒーを淹れるためのドリップをどうするかというところまで考えることにします。

ご承知の通り、少ない熱量しか出ないアルコールストーブを効率的に使うためには、様々な工夫が必要です。それは外からの風を抑える風防だったり、熱を逃さないための囲いだったりするわけですが、熱気が上部から逃げるのを防ぐためにはケトルには普通にある「フタ」をきちんと閉めるということが大事です。

ちなみに、コーヒードリップポットの口径は約7センチでした。ということですぐに連想したのが、100円ショップのセリアで主に売っているステンレスの小皿のうち一番小さい口径7.5センチのものでした。凹んだ方を下にして上に乗せると、見事に隙間なくはめることができました。

 

ただ、このままだと沸騰した際に手でフタを開けることはできません。何かしらの取手が必要になるのですが、この解決方法は簡単でした。ちょうどお皿の平らな部分に収まるような直径5センチの吸盤のセット(こちらはダイソーで購入したもの・ポットの右側にあります)を付けると、まさに普通の鍋のフタのように熱い部分を触らずに済むようになるのです。

 

このようにセットしてみると、全て100円ショップで揃えたとは思えないくらいにはまっているように感じます。蚊取り線香スタンドをそのまま利用したアルコールストーブに5~6mlくらい燃料を入れて8分ぐらい燃え尽きるまで火にかけると、沸騰までは行かないもののコーヒーを淹れるのに最適な温度くらいまでのお湯を作ることができます(今の時期の水温が20℃くらいからスタートする場合)。ガスバーナーを利用する場合には本体の底面積が小さいため、バナーパッドの利用を推奨します。これも最近は100円ショップに置いてあるお店があるので、気を付けて探してみるとさらに応用範囲が広がるでしょう。

 

そして、現在ドリップに使っている「ハイブリッド茶こし」を直接飲むカップにセットできるように、カップも新しくしました。実はこちらもダイソーで購入した「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)370ml」が絶妙なのです。ちなみに、写真の茶こしは以下のリンクで紹介されているものです。

容量的にはコーヒー一杯は200mlくらいなのでもっと容量が少なくても大丈夫なのですが、今後は牛乳を足してカフェオレも楽しみたいと思っているので、これだけ余裕があれば十分ですし、茶こしを付けても茶こしの底が水面に付く心配をせずにドリップできます。さらに真空2重構造なので熱を逃さないので、外で飲むには十分な保温性能を持っています。

コンビニのアイスコーヒーカップが入るサイズになっているので、このカップだけ持って出ても結露せず冷たさをキープできるのですが、それだけに使うには勿体ないと私は感じます。さらにこのカップは、スタッキングも可能なので、複数持ってもかさばらないという特徴も合わせ持っています。ダイソーのキャンプコーナーには最初からスタッキングに特化したステンレスカップもありますが、応用範囲の広さから考えると、こちらのタンブラーを常用した方が結果が良いような気がします。

これで、一人分のコーヒーを淹れる場合には、ドリップケトルと茶こし、ステンレスタンブラーだけを用意すれば、後は粉コーヒーを出先で入手すれば、これでコーヒーが淹れられ、飲み終わった後も主に茶こしからコーヒーを捨てて、茶こしとタンブラーを軽く水で流すだけでも十分なので、後片付けのしやすさという点でもおすすめの組み合わせではないかと思います。

さすがにコーヒーミル(豆から粉をひく場合)は100円ショップでないものを用意した方が良いと思いますが、それ以外はほとんど100円ショップに売っているもので揃ってしまうとは良い時代になったものです。今回紹介したセットは室内だけではなく外出先でも大変に実力を発揮できると思いますので、一人から二人用のコーヒーセットを作りたいと思っている方は、ぜひ100円ショップを巡ってみて下さい。


コーヒー趣味の人には嬉しい最近の100円ショップのコーヒー関連グッズの賑わい

昨年から色々な生活に関する品の価格が上がっていますが、そんな中でそうした家計を助けるための企業努力については頭が下がります。特に100円ショップではお店で売る価格を「全て100円」にするのではなく、物によっては200円・300円・500円、あるいは1,000円(ともに税抜き価格)というような値付けの品もあるのですが、そうした高額商品にはなかなか興味深いものがあります。

例えば、ここでも何度も紹介しているキャンプグッズですが、元々キャンプグッズというのは限られた愛好家のために少量が作られていることも関係するのか、普通に考えるとなぜこれがここまで高額になってしまうのか? と思わせるような定番品というものがありました。そんな中で、お得意の大量発注をすることによって、家庭雑貨並みの価格でそれなりのクオリティのものを100円ショップは提供できるようになってきました。

そうした流れは他の分野にも渡ってきており、その中でもコーヒー関連商品についても言えます。たまたま昨日100円ショップ大手のダイソーのコーヒー用品売り場を見ていて見付けたのが、あのニトリでも千円台で売られている、珈琲ドリップをすることに特化した「コーヒードリップポット」が置いてありました。

材質はステンレスで、容量は約350mlです。説明書きによるとお湯は8分目までということですので、300ml弱くらい入りますが、一回につき一杯分が入るようになっています。機能については細く入れることは問題なくできるので、私は金属製のドリップケトルは持っていなかったので、早速写真の製品を税込み550円で確保してきたというわけです。

私が普段淹れるコーヒーは、一人前か二人前がせいぜいで、特に一人分のドリップをする場合にはこのくらいのドリップポットで十分すぎる容量です。さらに、ドリップについても、安定して少しずつ注ぐことができるので、今まで使っていた目盛り付きのプラスチック製ドリップケトルはお出掛け用にして、自宅で使う分についてはこちらのものを使っていきたいと思っています。

改めて考えると、均等に豆を挽くためのミルについては、コーヒーの美味しさを追求する中にあっては、さすがに100円ショップのもの以外から選ぶ方が良いと思いますが、今回紹介したドリップポット、カップ、ドリッパー、フィルターは全て100円ショップにあるもので揃ってしまうという状況になってきました。あらゆるものが値上げされている中、道具にお金がかからなければ、その分豆にコストを掛けたりすることもできるわけで、良い時代になったものです。そして安く購入できるということは、自宅とお出掛け用に二つのセットを作っても懐に負担がかからないということで、気楽に揃えることができるわけです。

100円ショップでは他にも、二重構造のステンレスカップやお湯を持ち運べるボトルも購入できますが、個人的にはそうしたものはそれなりにお金を掛けて保温性能がしっかりしたものを購入する方が良いのではないかと思います。それでも、少し前と比べると相当良くなっていますので、今回紹介したダイソーを含め、他のお店も回りながらコーヒー関連のグッズをチェックするのも良いかも知れません。


ニトリの超保温ボトルラインナップに従来品より20%軽量化したシリーズが登場

ニトリの「N-HEATEX」シリーズの超保温・保冷ボトルは、モンベルのサーモボトルやサーモスの山専ボトルという登山用に開発された真空断熱ボトルよりも保温・保冷性能が良いということで個人的には一押しのラインナップなのですが、保温性能を追求する反面、大きさや重さが他社と比べると大きく重くなってしまっているのが一つのウィークポイントだったのでした。

それが、先日ついにというか、従来の製品と併売するような形で、新たに超保温・保冷ボトルの軽量版が発売されたということで、果たしてどれだけ違うのか、さらに性能はどの程度になっているのかということについて、カタログスペックから比べてみたいと思います。

軽量 真空断熱 超保温・保冷ボトルのラインナップは3種類で、370ml・500ml・750mlとなっています。これ以上の容量が必要な場合は従来の製品で900mlの方を選ぶと良いでしょう。

ちなみに、今回出た3つの容量のボトルには2つの色から選べるようになっていて、ブラックの他ホワイトが選べます。それでは、それぞれのサイズと重さ、性能について見ていきましょう。

・370ml 幅7.5×奥行7.5×高さ20.2cm 約270g 81℃以上が6時間
・500ml 幅7×奥行7×高さ25cm 約310g 85℃以上が6時間
・750ml 幅8.5×奥行8.5×高さ27cm 約410g 87℃以上が6時間

次に、従来品で同サイズであれば保温能力はピカイチであると思われる、同社の真空断熱カップ付きボトルの重さおよび性能と比べてみましょう。こちらの方のラインナップには370mlはないので、小容量で最軽量を求めるのなら、今回の新製品がベストではないかと思いますので、ここでは500mlと750mlのカタログスペックを上に習って紹介します。

・500ml 幅7.8×奥行7.8×高さ24.5cm 約380g 85℃以上が6時間
・750ml 幅8.5×奥行8.5×高さ28.2cm 約470g 87℃以上が6時間

あくまでカタログスペックではありますが、真空断熱カップがなくても、従来品と保温性能が同じという表記になっています。ちなみにこのシリーズの900mlのものは、90℃以上が6時間継続しますので、用途によってはこちらの方が良いということになります。個人的な感想としては、蓋と栓の間にある真空断熱カップの威力はあると思うので、カタログ上とは言え、性能は同じなのか? とも思いますが、その前のモデルについては真空断熱カップがなくてもそれなりの保温性能はあったので、普通に使うにはどちらでも問題ないでしょう。ちなみに従来品は期間限定ながら価格を下げて販売していますので、重さが気にならなければ従来品を選ぶのもありだとは思います。

次に、他社の山用ボトルとそのサイズ・重さ・性能を簡単に比べてみたいと思います。まず、モンベルのアルパインサーモボトルについて同じようにカタログデータをひろってみましょう。

・350ml 直径7 X 高さ 18.5cm 240g 74℃以上が6時間
・500ml 直径7 X 高さ 24cm 265g 78℃以上が6時間
・750ml 直径7.9 X 高さ 26.3cm 360g 80℃以上が6時間

こうして比べてみると、今回のニトリの軽量ボトルよりもさらに軽くなっていることがわかると思います。その分保温性能は劣りますが、モンベルのボトルは、直飲み用の蓋を別に購入して夏用冬用と一年中使えるというメリットもあります。次にサーモスの山専ボトルと比べてみましょう。こちらも、ラインナップが500ml・750ml・900mlとなっているので、500mlと750mlの製品で比べてみます。

・500ml 幅7×奥行7×高さ23.5cm 約280g 77℃以上が6時間
・750ml 幅8×奥行8×高さ26cm 約360g 78℃以上が6時間

このようになっています。価格も3社の中では一番高いので(サーモス>モンベル>ニトリ)、モンベルと比較しての購入になるかと思います。こうしてみると、ニトリの新製品は頑張ってはいるものの、他社のボトルと比べるとまだまだ重いという状況は変わっていません。グラム単位で軽量化を求める登山ユースでは勝負になりませんが、気軽に持っていくような用途だったり、車中泊用に使ったりするには問題ないと思います。特に今現在はニトリの従来品が値下げされていて、500ml・2,790円、750ml・3,290円、900ml・3,790円で2023年3月末までは買えるので(ネットショップから注文して店頭受取なら送料無料)、個人的にはその期間内であれば、安くて性能も高い従来品の方をおすすめします。

現在の電気代・ガス代の高騰に対応するため、最大容量の900mlを自宅で保温ポットとして使用すれば、朝入れた熱湯で夕方まで熱々のお茶が飲め、無駄にガス(電気)を消費しないエコな生活の助けになるのではないかと思います。もちろん、軽量サイズには370mlという少容量のものもあるので、朝入れたお湯を持っていき、昼食時にお茶だけでなく、カップめんを作るお湯として使ったり、フリーズドライの味噌汁を美味しくいただくために持っていくというのも有りでしょう。ぜひ、皆さんの生活に合ったサイズの高性能保温ボトルについて、「お湯を携帯する」という目的で持つことも検討してみてはいかがでしょうか。


ソロ主体のコーヒーセットで組み合わせるとドリップケトルの代わりになるものとは?

寒い季節です。家でも外でも、こんな時には暖かい飲み物が欲しくなりますが、特に外では入れる容器を考えないとあっという間に温かい飲み物が冷めてしまうような状況も考えられます。

私が作ったコーヒーセットは以前のブログでも紹介しましたが、火に掛けられるマグカップとは別に、普通に飲むためのカップは、サーモスの真空断熱カップを選んでいます。お店へ行くと取手のあるマグカップ状のものが売れ筋のような感じではありますが、真空断熱カップなら熱い飲み物を入れても外に熱を伝えないため、あえて取手のない湯呑のような形のペアカップを使っています。

今回はこのカップにぴったり合うという噂の、スノーピークから出ているダブルウォール300ml用のシリコン蓋を追加購入しました。

実際に付けてみると、写真のようにぴったりとはまります。特に外で飲む際には蓋があった方が冷めにくいだけでなく、呑み口と空気穴以外からは飲み物は漏れてきませんので、安心して飲めるようになります。

これだけなら大したことはないのですが、実はこの蓋を使って外でコーヒーを淹れる際に便利に使うことができるのではないか? と思ったのです。ちなみに、カップの方がペアで1,400円と、スノーピークの真空断熱でないダブルウォールカップよりもかなり安いのですが、この蓋自体が600円弱と、カップと比べてちょっと高いかな(100円ショップの簡易蓋で代用できるのでは?)とも思ったのですが、今回購入してかなり満足しましたので、その内容をここで改めて紹介させていただこうかと思った次第です。

この蓋をはめると何が便利なのかと言うと、中にお湯を入れて呑み口や空気穴からコーヒーポットのように細くお湯を出すことができ、特に空気穴の方から出すと、先日購入したばかりのドリップケトルまでは行かないものの、外で簡易的に使うなら十分ではないかと思えるクオリティなのです。

この写真を見ていただければわかると思うのですが、細く少な目にお湯を注ぐことがこの蓋を付けることで可能になります。本来はドリップケトルまで持ち出したいところですが、状況によっては荷物を減らして持っていくようなこともあると思います。そんな時でもコーヒーのクオリティを下げることなく、美味しいコーヒーを外でもいただけ、さらに2つのカップを使ってコーヒーを淹れれば(一つのカップで受けてもう一つでドリップする)、外でもお湯を冷ますことなく、極力温かさをキープして一連のドリップが完了します。

というわけで、ペアカップに蓋と、ハイテック茶こしを用意し、別にドリップスタンドを用意してあとはミニマムの湯沸かしセットだけあれば、そこそこの味のコーヒーを外でもいただける環境が整いました。当然、道具は専用のものの方が良いわけですが、野外コーヒーのミニマム化を考えておられる方の参考になればと思います。